amazon転売の仕入れをするときに最も重要なのがモノレート(旧amashow)分析です。
「モノレート(旧amashow)」
投資・転売で共通して言えることですが、いかにリスクを抑えてパフォーマンスを最大化するかを考える必要があります。
そのために必要なのがモノレート(旧amashow)分析=テクニカル分析(数値を使った分析)です。
モノレート(旧amashow)の数字の裏まで読み解くスキルを身につければ仕入れに失敗して資金が回らなくなるということは絶対にありえません。
モノレート(旧amashow)の着目点について、曖昧なまま仕入れをして資金がショートしてモチベーションを崩す初心者せどらーも多いようですので、しっかりと復習していただければと思います。
ここでは、モノレート(旧amashow)分析(基礎編)ということで、それぞれの数字の意味や用語の理解を進めていってもらいます。
まずは、ここに以下の3つのいずれかを入力してください。
1、商品のキーワード
2、JANコード
3、ASINコード
「商品キーワード」は、単語区切りで短く入力するのが目的の商品を検索でヒットさせるコツです。
PlayStation 3 (120GB) チャコール・ブラック (CECH-2100A) 【メーカー生産終了】
↑こういった名前の商品であれば
「PlayStation 3 チャコール」
と僕なら検索します。
「JANコード」とは、簡単に言えば、バーコード下の13桁の番号を指します。
↑
こういうのですね。
「ASINコード」は、amazonが決めている10桁の商品識別番号です。
PlayStation 3 (120GB) チャコール・ブラック (CECH-2100A) 【メーカー生産終了】
ちなみに、上記の商品のJANコードとASINコードは以下になります。
ASIN: B00EXKNAFA
JAN: 4948872413558
実際に検索すると、このような画面が出てきますので、目的の商品名をクリックして詳細なデータを表示させます。
ここからは以下のデータを確認することができます。
・商品名
・参考価格(定価)
・新品の出品者数(この商品では19人)
・中古の出品者数(この商品では8人)
・カテゴリーのランキング
・本に例えたときのランキング(←これは参考程度に使います。)
・ASINコード、JANコード
です。
次に覚えてもらうのが3つのグラフです。
グラフの上のタブで以下の選択ができます。
◆コンディションの選択
・全てのコンディションのグラフ
・新品グラフ
・中古グラフ
・コレクター商品のグラフ
※基本的にはデフォルトの全てのコンディションのグラフで確認してもらって構いません。
◆グラフの期間選択
・3ヶ月
・6ヶ月
・12ヶ月
・全期間
こちらもほとんどの仕入れる商品(80~90%程度)は、直近3か月のグラフをチェックします。
ロングテールで狙う商品でより正確なデータが欲しい場合は、6ヶ月や12ヶ月で確認することもあります。
◆3つのグラフ
・最安値グラフ
茶色→コレクター商品の最安値グラフ
緑色→新品商品の最安値グラフ
オレンジ→中古の最安値グラフ
ここでは、最安値が選択された期間でどのように推移しているかを確認することができます。
※コレクター商品は、サイン入りや絶版品などの特別な付加価値のある商品を指します。そういった商品を扱わないのであれば気にしなくて大丈夫です。
・出品者数の積み上げグラフ
新品と中古の出品者数がどのように推移しているのかを確認することができます。
・出品者数の急激な増加⇒価格競争が始まる恐れ可能性があるかも?
・出品者数の減少⇒廃盤商品でプレミア価格(定価越え価格)でも売れるかも?
と色々と推測することができます。
絶対的な正解はありませんが、「なぜ?」を考えることが非常に重要です。
・ランキングのグラフ
アマゾンのカテゴリー別のランキング推移をあらわしています。
注意して欲しいのは、下にいくほど順位があがるということです。
下に波打っている(ランキングが上がった)日は、商品が最低でも1つ以上売れたということがわかります。
Playstation3は、たくさんの波があるので、回転率が高い商品だと言えます。
次に注目して欲しいのが、以下の表です。
このグラフからは以下のことを読み取ることができます。
1、調査日
2、ランキング
3、新品出品者数・最安値
4、中古出品者数・最安値
ここのデータを見ることで、直近で新品や中古がどの価格帯で売れているかの推測をすることができます。
例えば、11月29~30日の動きに注目してみます。
新品出品者数 20→19(1人減) 最低価格 23673円
中古出品者数 8→9(1人増) 最低価格 22750円
ランキング 52位→49位(3位アップ)・・・商品が一つ以上売れたことがわかる。
この場合は、新品か中古のどちらが売れた可能性が高いかわかりますか?
・
・
・
これは簡単ですよね。新品の出品者数が一人減っていて、ランキングが上がっている(つまり、一個以上売れている)わけですから、新品が売れた可能性が高いです。
また、新品の最低価格が23,673円であることから、最低でも、23,673円以上では売れた可能性が高いということが推測できます。
そして、最後のチェックポイントが同一コンディションのライバル状況です。
モノレート(旧amashow)の上図の部分のリンクをクリックすると新品の出品者一覧のページに飛びます。
◆3種類の出品属性
1、amazon.co.jpが出品しているケース
このような表記になっていれば、amazonが出品していると判断できます。
amazonがライバルにいる場合は、1%ほど下げて出品しないとカート取得できない場合が多いため、注意が必要です。
※カート取得とは、商品画面のトップページに表示されることをいいます。
2、 FBA(フルフィルメントby amazon)出品者のケース
FBA出品者とは、アマゾン倉庫を利用した配送を行っている個人事業主、もしくは法人を指します。
特徴としては、ストア名の下に「amazon.co.jp配送センターから発送されます。」と書いてあるところことです。
個別出品者とは違い、アマゾンに注文が入れば次の日には商品が到着するので、購入者も安心して買うことができるます。
また、送料もアマゾン倉庫から配送される商品については無料です。
その安心・スピードの分だけ付加価値がつくので、個別出品者よりも10~20%ほど高い価格でも購入してもらいやすいという特徴があります。
基本的にアマゾン転売ではFBA登録は必須だと思っておいてもらった方がいいかと思います。
3、個別出品者
このように送料が別途で表記されており、「amazon.co.jp配送センターから発送されます。」と記載されていないのが個別出品者です。
自分がFBA出品者の場合は、基本的には個別出品者の価格は無視してもらって構いません。
その理由としては、アマゾンを頻繁に使うユーザーの中には、個別出品者からは買わないと決めている人もいるからです。
FBA出品のメリットを活かして、転売でしっかりと稼いでいきましょう。
さて、amashow分析方法~初級編~は以上になります。
今回は初級編ということで用語説明や基本的な部分のみにフォーカスしてお話をしました。
とは言っても、新しく聞くことが多いかと思いますので、しっかりと復習しておいてください。
一番早く覚える方法は、「たくさんの商品を検索する」につきると思います。
実際に、自分の所有している本やDVDなどを検索してみて、アマゾンで売れているかを確認してみてください。
もし、わからないことがあれば、コメントいただければと思います。
次はこちらの記事をご覧ください。
■関連する質疑応用
- Amazonに商品カタログ登録されていない商品について
- 出品者数による仕入れ判断の必要性
- Amazonの商品レビュー・評価と仕入れ判断
- Amashowの個別出品者一覧まで仕入れでチェックする理由
- 商品の相場観の定着方法
MASAHIROさんの講座で勉強させていただいて、商品の分析の大切さがわかりました。最初の頃は初心者基準をきちんと守る意識が強いのですが、慣れてきたとたん基準が甘くなって回転率と利益率が下がってしまったので、きちんと根拠のある仕入れをしたいといけないと感じました。
そうですね。応用していくのは大切ですが、根拠が薄いと
数字が悪くなってしまうので、過去のデータを検証して
しっかりと例外フィルターを作っていきましょう。
MASAHIROさんの講座を受講中の大川と申します。
家電を中心に仕入れの経験を踏んでいる最中です。
質問ですが、家電の場合、有名実店舗会社が送料無料で個別出品している場合が多いですが(プラスFBA出品者なし)、値付けをする時にその最安値に10%ほど上乗せした価格で見込めばいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
そうですね。
価格帯にもよりますが、10%程度上乗せしても
売れることが多いです。
迷ったら高めに設定して、売れなかったら下げて
いけばいいですよ。そうやって経験値が溜まっていきます。
MASAHIROさんの講座を受講させていただきました。今のところ、せどりを開始して1ヶ月未満ですが、利益率に目がくらみ、、、すでに失敗している商品もあり、分析が大事だと確認できました。基本の枠内で仕入れした商品はしっかり販売できていますので、「守」を大事にしていきます。
はじめまして。麻と申します。
昨日口座のご購入をさせていただき、今日から電脳せどりの勉強をしっかりやっていきたいと思っています。
「学習手引き」の「3つの約束」の音声の最後に、インプットしたものをアウトプットすると身につきやすいと仰っておられましたので、これから目を通した内容にはコメントしてアウトプットしていきたいと思います。
しっかり勉強、しっかり実践していきまーす!
はい。一つずつ確実に身につけていきましょう!
MASAHIROさんの講座を受講させていただいているISHIと申します。
音声は何度も聞きなおしていたのですが、あらためてこの初心者コンテンツを読み返してみると、あまり記憶に残っていないことをいくつか発見しました。
・実際に、自分の所有している本やDVDなどを検索してみて、アマゾンで売れているかを確認してみてください。(←最近、身の回りの整理も兼ねて所持品を売れないかと検索してみたのですが、自分の興味のある(あった)ものなので、そのジャンルを深掘りする良いきっかけになる気がしています。)
モノレートは時々疑問を持つと、いろいろサイトを調べて見直すようにしていたのですが、
JANコードで検査せず仕様が違うものを仕入れ(登録、出荷)してしまったり、「なぜ」が抜けていて「慣れ」から波形のみで仕入れスピードを優先した結果、結局値崩れや損切など改めて検証を徹底するようになりました。
またプライム価格が高めでも良いについての解説が今までで一番良くわかりました。
ありがとうございました。