こんにちは。MASAHIROです。
今日は、「デモ口座で勝てるのにリアル口座になると勝てない原因」について解説しようと思います。
その違いには、人間の認知方法が大きく影響しています。
人間の認知には2つのステップがあるといわれています。
1、重要度の決定
2、評価の決定
です。
この機能は膨大な情報を処理するために脳が行っている省エネ機能だと思っていただければいいです。
何億ビットという情報量を全て脳で処理し続けると非常に負担がかかるので、重要なものだけ優先して処理をしているのです。
優秀で便利な機能なのですが、省エネをすることによって、不合理な選択をしてしまうことが多々あるのです。
1.脳のチャート認知の2ステップ
(1)重要度の決定
人間には過去の経験をもとに重要度を決定し、それに従った認知を行います。
FXのチャートを見る人間心理を考えるもらうとわかりやすいはずです。
急落した時に過去のリーマンショックでの大損の経験を持つひとは過剰に反応するかもしれません。
偏ったフィルターがかけられてしまうのです。
FXで勝てる人はこの人間の世界を構成するロジックと客観的な世界のロジックを上手くシンクロさせることができている人ともいえます。
デモ口座では勝てるのにリア ル口座では勝てないって現象も、お金に対する欲というフィルターが邪魔をしていることが原因なのです。。
必要なものが見えなかったり、必要じゃないものが見えてしまう。
そういった理由から、優秀な投資家は確立統計論やテクニカル分析とかで数字という客観世界に近いフィルターを通してトレードを行っているのです。
また、純粋無垢な子どもの方がゲーム感覚で勝てたり、ギャンブルとかで起こりがちなビギナーズラックも関係してきます。
偏ったフィルターがかかっていないので、集団心理と逆の動きをして勝つことができるのです。
(2)評価の決定(「感情」によって特徴付ける)
世界を構成するロジックが異なれば、選択する行動が変わります。
大損したことがあるトレーダーとかは、チャートを見るたびにその時の記憶がよみがえって邪魔をするってこともありますね。
これはコンサルをしているときにも非常に強く感じる事なのですが・・・
一つのノウハウを教えても、その人のロジックで解釈されてしまうからどんなに細かく丁寧にマニュアル作っても限界があるということに気づきます。
これが手法だけを学んでも勝てない理由の一つだと考えています。
こういう人に必要なのは、”さらに詳しいマニュアル”ではなく、
・新しいロジックを与えること。
・新しい視点を与えること
・新しいフィルターを与えること
どれも同義ですが、そのノウハウの原理原則・意味を抽象度が高い世界で理解できないと取り組むことができません。
それを僕はメンタルブロックだと思っています。
本当は壁なんてないのに、世界を構築するロジックが壁を生み出してしまっている。
ステージが上がっている人は、一言のアドバイスをするだけで、「なるほど!」と再現できてしまいます。
トレードで上手く勝てないという人は、自分の常識を壊すことろから始めるべきなのです。
この常識を壊すときには、人によっては時間がかかることがあります。
僕は最初はノウハウコレクターにならないように一つのノウハウで成果がでるまでは次のノウハウは買わない方がいいと思っていました。
しかし、今は少し考えが変わっています。
教材・書籍を買う=フィルターを増やす
という行為にすぎないのです。
一つのノウハウを実践して、どうしても作業がつらかったり、行動できなくなったら、止まって行動できなくなってしまいます。
止まるということが最もしてはいけない選択肢であることを考えると、新しい世界を見るために教材・書籍を購入すべきだと思うのです。
結局、一つの教材・書籍でロジックを壊すことができない場合でも、複数の教材や様々な体験をすることで壊せるロジックもあるのではないかと・・・
教材購入を止めることでモチベーションが保てなくなり、FXを辞めるのが一番もったいない。
教材・書籍を購入することでFXを続けるモチベーションに繋がるなら投資として考えてもいいように思えてきています。
1、マクロの世界・・・ノウハウコレクターになってはダメ。
2、ミクロの世界・・・ノウハウコレクターになってもいい
一見矛盾してみえるかもしれ ませんが、抽象度の高い世界では両者は同じだといえます。
3、ノウハウは自分を進化させるために買うべき。
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このロジックがあれば問題ないわけです。
その教材を購入して進化したかどうか?
進化してないなら、買うべきではなかったし、進化してたなら成果に関係なく買うべきだったといえます。
逆に成果が短期的に出たとしても、それが自分を全く成長させないものであれば意味がないのです。
自動売買を購入するにしろ、裁量商材を購入するにしろ、自分自身が進化するかどうかを基準で選んでくださいね。