アイビーの花が気づかせてくれた原点

こんばんは。MASAHIROです。

前回のメールでは、4つのステージがあることを説明しました。

その中でも上の二つが貢献のステージで、貢献のステージにいる人の目標意識や求めているものの違いを鍼灸師のKさんを事例に説明したと思います。

ただ、こう思っている人もいることでしょう。

「そうは言っても世の中、綺麗事だけでどうにもなっていない人も多いじゃないか。」

この気持ちは非常によくわかります。
(僕も同じように考えていた時期があるので。)

僕も自分のスキルや能力を高めていけば、人生の自由度は高くなるし、好き放題できるように
なるから、そのことだけを考えていたらいい。

と思っていました。

実際に、手に入るものは増えるし、満たせる欲望も増えます。

他の人が味わえない貴重な体験もできることでしょう。

しかし、幸いなことに僕は、貢献を考えずに自分の能力やスキルに偏って高めていった人の末路をたくさん見ることができました。

規模や地位や名誉の形あるものを優先するがばかりにストレスまみれな生活になってしまう経営者もたくさんいることを知りました。

また、収入や手に入れているものは多いわけではありませんが幸せに満ちていきている人にも、この1年でたくさん会いました。

それこそ、体験したことや満たされる欲望が幸せの基準なのであれば、先進国は幸せで後進国は不幸であり、200年前の人は不幸で、今の時代の人は幸せということになるはずです。

でも、どう考えてもそうはなっていない。

ちょうど、その例として、今週参加してきたセミナーで結婚式のフラワーアレンジメントの会社を経営している方の話を聞いてきたので紹介したいと思います。

まず、大前提として、結婚式の業界は式場の権限が強く、

・音響
・お花
・映像

などの全体の雰囲気を演出する業者はアウトソーシングされるので、権限が非常に弱いらしく、新郎・新婦との打ち合わせもロクにできないし単価も低いようです。
(しかし、クレームで一番多いのが、音響・お花・映像の演出の部分のようです。)

1年前の状況としては、3姉妹+社員1名+アルバイト1人
という小さな会社でしたが、

「スタッフも新しく雇用したことだし、今年はあと100件くらい追加で受注をとる!」

という目標を立てたそうです。

そんな矢先、1週間としないうちに、

「式場のフラワーアレンジメントを年間契約で200件ほど業務委託したいのですが、可能ですか?ただし、アウトソーシングになるので、御社の会社名ではなく弊社の会社名での製作となります。」

という問い合わせが大手からきて、願ったり叶ったりという状況だったそうです。
(ちなみに、200件で年間売上は2000万円も増えるので忙しくはなりますが、お花の業界としてはかなり大きな契約です。)

ここまで聞くと世の中で言われる成功パターンですよね。
(収益アップ・規模拡大です。)

しかし、このあとに様々な問題が勃発します。

・雇った社員が履歴書には華々しい大きなイベントでの
実績を提示していたので即戦力として考えていたら
全然何もできないことが発覚する

・受注した200件の注文からは全く今までと同じように
花を選んでいるのにクレームが頻繁に起こるようになった。
(自分の会社名で受注していたときは15年間ほとんどクレーム
などなかったのにです。)

・即戦力になるはずが全然ダメだったスタッフを半年間、
手塩にかけて育てたら、ライバル会社に引き抜かれた。

・そのスタッフは、ライバル会社に過去のフラワーの
デザイン画をPCのデータから全部持ち逃げした。
(過去のデザイン画は全て同じものが一つとしてなく、新郎・新婦
をイメージして完全オリジナルで毎回作っていたそうです。)

・半年前から帳簿の数字が合わず70万円が消えた。
(3姉妹だけで経営していたときは、一度もそんなことは
なかったそうです。)

こんな感じで精神的に肉体的にもボロボロになっていた
ときに1本の電話が鳴ったそうです。

それが10年前に結婚式のフラワーアレンジメントを
担当させてもらったお客さんからの感謝の電話でした。

「あの時はありがとうございました!
今でも結婚式のときに飾っていたアイビーの花が
元気に庭で咲いています。あのアイビーの花に水を
あげるたびに幸せな結婚式の風景が蘇るんです。」

とすごく嬉しい声を届けてくれました。

その後、そのお客さんから1冊のアルバムが届け
られたそうです。

そこには、

・結婚式でブーケにしてもらったアイビーの花の写真

・そのアイビーが庭に植えられて元気に育っている写真

・結婚式当日のなつかしのグッツと二人に生まれた
子供たちの写真

・キッチンに飾られた式当日のテーブルフラワー

等々・・・

全てが10年前に想いを込めて作ったお花の写真でした。
(このアルバムも当日セミナー会場で見せてもらいましたが幸せと感謝の想いが溢れ出てきそうな素晴らしいアルバムでした。)

ちょうど精神的にも辛い時期で何のために働いているのかも見失いかけていた時期に届いたアルバムに涙が止まらなかったそうです。

そして、

”夫婦の幸せの原点をつくる”

のが私たち3姉妹の原点であり、天命だ!

ということに気づかせてもらったとか。

そこから自分の天命に対して違和感を覚えるお金のための
仕事はどんどん断っていったそうです。
(200件の大手からの受注も他の業者へ引き継いで辞めたそうです。)

しかし、それは当然、売上の大幅ダウンを意味します。

そこには強烈な恐怖心も出てきます。

それでも、

「最悪、3姉妹でパートしてでも納得できる仕事だけしようね。」

と誓いあったとか。

その後、もうひとりのスタッフも辞めることになり
遂に、3姉妹だけになりました。

それでも、揺るぎない決心のままご縁のあるお客さんに
今まで以上に全力で向き合うことにしたそうです。

それから数ヶ月後、そんな想いで作ってくれるフラワーアレンジ
メントの噂が広まり今では予約でいっぱいでなかなか依頼も
できない状態になっているそうです。

また、通常では保証金1億円は用意しないと入れないような
大手の式場から、

「今度のイベントはフラワーアレンジメントにこだわりたいので
是非とも御社にお願いしたい。保証金も要りませんし、いい値
で結構ですので、どうかよろしくお願いします。」

という依頼がくるようにもなったそうです。

とまあ~2時間くらいあった話を圧縮しまくったので、
どこまで伝わったのかは不安ではありますが、

「多かれ少なかれこんな経験ありますよね?」

今まで大事だと思っていたものが大事ではないことに
気づき、大きく決別する瞬間です。

そこから人生が転換して本来の自分(真我)に近づくことができた体験です。

僕もこれまでに何度かあります。

・今まで教えてもらっていた師匠を離れるとき

・公務員を辞めるとき

・今までやってきたビジネスと辞めるとき

次のステージに進む前には必ず大きな何かを捨ててきています。

これはアイデンティティクライシス(自我崩壊)ともいって人生に何度もやってきます。

とくに志が高い人ほど、何度も、そして強烈なアイデンティティクライシスを乗り越える経験を
しているはずです。(志が低ければ全然来ませんがw笑)

このストーリーを聞いてどう感じるかは人それぞれ違う
と思いますが、少なくとも僕は、

「どうせ生きるなら、この3姉妹みたいに志高く後悔がない人生を歩みたい」

と思います。

また、僕に関わる人にもそういう充実した人生を歩んで欲しいと思います。

だからこそ、

「転売で月利100万円なんて人生のゴールにしてちゃ
つまんないでしょ。」

ということは声を大にしていいたい。笑

ましてやサラリーマンを辞めて専業化することもゴールではないです。

もちろん、僕も今になってようやく腑に落ちてきた感覚なのでこのメール一通で全てが伝わるとは思っていません。

ただ、どこかのタイミングで気づくきっかけになっていたらいいなという想いで書いています。

MASAHIRO

無限の欲望の果てにあるもの・・・

こんばんは。MASAHIROです。

前回の

”原点回帰とゴール設定の関係性”

のメールで多くの方から返信をいただきました。

それらの返信を踏まえて、今回のメールを書いていきたいと思います。

今回、話をしたいのは、仕事の4つのステージについてです。

これは僕が今学んでいる講座で紹介されていたことなのですが、仕事への取り組み方は以下の4つに分類されるそうです。

1、Lightステージ
「使命・天命に目覚めて働いている」(貢献≫欲望)

2、Lifeステージ
「生きがいを感じながら周りに喜ばれて働く」(貢献>欲望)

3、Likeステージ
「やりがいを求めて楽しく働いている」(欲望>貢献)

4、Riceステージ
「食べるために仕方なく働いている」(欲望≫貢献)

です。

特に、この中でも大きな分岐点になるのが、「2」から「3」の部分です。

自分の欲望を叶えることよりも人への貢献を考えるようになるステージです。

これは、一見すると自分の欲望を抑え込んで貢献しないといけない苦行のように感じるかもしれませんが、そうではありません。

貢献をすることが自分の欲求を満たすことに繋がっている状態です。

ちょうど、貢献のステージにいるであろう読者の方(Kさん)から返信を頂いたので、今回はそれをシェアしたいと思います。

↓以下メールの抜粋です。

現在、鍼灸院を経営しています。

鍼灸はある程度の水準に達すると、現代医学で治癒をあきらめて
しまわれた方の何割かは確実に治してあげられるようになってくるので、
患者さんに元気になってもらって喜んでもらう事にやりがいを感じています。

10年後20年後も、この仕事をやり続けていくと思います。

経営は順調で、現在、鍼灸師を育てることを課題として取り組んでいます。

鍼灸師になるには少なくとも3年勉強する必要があるのですが、
卒業された方を採用しても鍼が出来ません。

資格試験に実技が無くなってしまい、学校でほとんど実技を
やってきていないからです。

そこで就職先で技術を磨くことになるはずが、鍼が出来る仕事場
というのはほとんどありません。

医道の日本誌という鍼灸の業界紙があるのですが、そこの求人欄には
整骨院と整形外科が殆どで、そこでの仕事は保険のマッサージや、
低周波治療器のセッティングなどおよそ鍼と関係ない仕事しかありません。

経験を積む事が出来ないので鍼がうまくならず、せっかく免許を
取ったのに鍼灸の仕事を辞めてしまう人が後を絶ちません。

僕は運良く、鍼が出来る環境で経験を積む事が出来たので、
自分の経営が安定したら、鍼灸師に鍼の出来る職場を提供したい
と考えていました。

そうすることが、僕に経験を積ませてくださった先生への恩返し
になるのかなぁと考えています。

ところがこれが思ったよりも大変で、採用すればするだけ、
一から教えないと行けない分、経営的にはマイナスになって
しまいます。

なんとか新米スタッフが鍼が出来るようになるまで、
自分のお給料分を稼いでもらう事が出来ないかなぁと
考えて方法を探しているときに、MASAHIROさんの講座を知りました。

鍼の練習をしてもらいながら、物販の方を手伝ってもらえばいいかなぁと考えたわけです。

もう来年3月卒業予定の鍼灸師を二人採用しちゃったので(笑)

それまでに安定して仕入れられるようになりたいと考えています。
講座の方、頑張ってついていきますのでこれからもよろしくお願いします。

↑以上、メールの抜粋終わり。

どうでしょうか?

貢献のステージにいる人の雰囲気がなんとなく伝わりましたでしょうか?

Kさんにとっての仕事の意義は

「鍼灸師に鍼の出来る職場を提供することで、鍼治療によって現代医療では治療できない人の役にたっていきたい。」

というものなのです。

だからこそ、

・保険のマッサージ
・低周波治療のセッティング

等の鍼とは関係ない仕事ばかりで、鍼の技術を伸ばせない鍼灸師に溢れるかえることに嘆きを覚えているのだと思います。

資本主義経済のパラダイムで生きていると

「利益最大化=ビジネスにおける至上命題」

みたいな間違った認識が広まりがちですが、そんなわけはないのです。

僕の近所でも整骨院が増えていて、

”いかに定期的に継続的に通ってもらうか?

また、それらの業務をいかに効率化するか?”

ということを考えて経営している整骨院が増えているように思えます。

病院としての利益を最大化しようと思えば、

・定期的
・高頻度
・手間要らず

な治療をしたほうが利益が増えるからです。

そのため、

・ウォーターベットのマッサージ機
・低周波のマッサージ機
・加圧マッサージ機
・アルバイトによるマッサージ

等を組み合わせて、待ち時間をないように工夫しているところが多いです。

医療の目的は、体の不調和を調和に導くことのはずなのに、短期的な利益を最優先することで、その役目を果たせていないのです。

欲望のステージにいる人であれば、

「そうはいっても、こっちのほうが利益が最大化されて
患者さんからも不満の声もないし別にいいじゃん!」

となります。

確かに、患者さんもすごく安い値段でマッサージを受けれて満足して帰っているのです。

しかし、貢献のステージ以上にいる人は、このことに違和感を強く覚えるようになります。

「それって根本治療になってなくないか?」

「患者さんは今の治療に満足していたとしても、それは
知識がないだけで、本心では根本治療を求めているの
ではないか?」

と思うようになってくるのです。

そのステージになると、

”目先の利益を捨ててでも職分を追求していきたい。”

と思うようになってきます。

心を静かに落ち着けて考えてみれば、誰でも同じ結論にいたるはずなのですが、周りが欲望にまみれている人が多いとそれが曇って見えなくなりやすいです。

「そうは言っても、まずは、自分自身が満たされて
いなければ人のためになど生きれないのでは?」

という意見も出てきそうなので、一応答えておきますが、それも間違いではないです。

ただ、問題なのは、

”自分が満たされていないとは何を持って感じているのか?”

という部分です。

これが多くの場合は他者との比較によって感じているのです。

・もっとお金が欲しい
・毎月は旅行に行きたい
・もっとモテたい
・愛されたい
・広い家に住みたい
・もっとみんなに認められる社会的地位が欲しい

これは全て周りの友達や知り合いの影響からきていて、本当はどうでもいいと心の底では
思っていることが多いわけです。

お金で言えば、

年収3000万円を超えた頃には周りには年収1億円とかもいることでしょう。

毎月、旅行にいけるようになったときには、1年で100日以上旅行にいくひとと友達になって
いたりします。

モテるようになった頃には、愛人がたくさんいる友達と出会っていたりします。

自分なりに広い家に住めたときには、その倍近い大きさの家に住んでいる友達ができます。

この欲望には終わりがなく果てがありません。

「もっと欲しい。もっと欲しい。」

と思い続けることになるのです。

これって本当の意味では幸せだとは言えなくないですか?(むしろ、終わりがない地獄だなと・・・笑)

と最近、強く思うわけです。

それよりも、

「鍼の練習をしてもらいながら、物販の方を手伝ってもらえば
いいかなぁと考えたわけです。
もう来年3月卒業予定の鍼灸師を二人採用しちゃったので(笑)」

こうやって思考錯誤しながらでも、自分の信じる道を進んでいる
Kさんの方が僕にはよっぽど幸せに感じます。

ということで、色々と”原点とゴール”のメールを以前
頂いたのですが、せっかくなので、もっと昇華させて考えて
見てもらうといいかなと思い、今回のメルマガを書きました。

マズローの欲求5段階説で言うなら、

1、生理的欲求
2、安全欲求
3、社会的欲求
4、尊厳欲求
5、自己実現欲求
(ちなみに、6つめがコミュニティ発展欲求とのことです。)

の「1」~「4」をゴールに設定していた方は、「5」~「6」のゴールまで考えてみましょう。

「1」~「4」の欲求は全て叶ったと過程して、そのときにあなたは残りの人生を何に捧げていきたいと感じるのかを返信してもらえればと思います。

コツは妄想でもいいので、考えて書き出してみることです。

今回のメールもみなさんからの返信があったので、それらをさらに発展されるメールが書けました。

前回の”原点とゴール”について返信していないという方も、今回のメールを参考に”原点とゴール”を考えて遠慮なく返信してみてください。

また、返信があればそれらを参考に次のメールを執筆していきたいと思います。

それでは、ありがとうございました。

MASAHIRO